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グル・コラ(グルメに関するコラム集)

やきとりの味 2004/05/09
 製本作業に疲れたし、コラムでも1題書くかな。
 来週末は例年恒例の、親戚一同を介した「バーベキュー」で渓流に出かける予定だ。その予行練習も兼ねて、今晩の我が家では、七輪コンロによる自家製の焼き鳥が食卓を飾った。スーパーに買い出しに行ったのだが、さすがに「鶏インフルエンザ」の影響で、国産鶏肉の価格は高い。
 自分にとっては、安くて旨いブラジル産の鶏肉は、例の騒ぎよりも遥か以前から愛顧させてもらっているから関係がない。
 さて、スーパーの精肉売場の鶏肉コーナーで、ある親子の会話が以下のごとく始まった。
 「ブラジル産の方が安いよ」
と、お子さん。すると母親は、
 「駄目! うちは国産しか食べないのッ」
 国産のものはブラジル産の2〜3倍の相場だった。
 ホントに国産の方が美味しいのかな? よく巷で焼き鳥を食わせる一杯飲み屋でも、お洒落な雰囲気を醸しだす店のは国産地鶏を使っている。が、どうも自分は箸が(串が)あまり進まない。高級すぎて、上品すぎて、すぐに飽きてしまうのだ。私が食べたい焼き鳥は、昔懐かしいホルモン系の縁日・屋台で食べたモノだ。とはいえ、安いホルモンの焼き鳥は、下ごしらえに大変な作業を強いられる。ブラジル産でも、タイ産でも、国産レグホンでも、安くて脂身の多い、柔らかい鶏モモ肉なら縁日の焼き鳥に近いモノが復元できる。これなら10本でも、20本でもいける。ちなみに、最近屋台で売られている焼き鳥は、タイ(王国)で串刺しにされ、味付けされて冷凍保存されたモノ。これはイカん。食感も味も、焼き鳥ではなく、「煮とり」だ。
 鶏肉以外の豚肉や牛肉、そして魚介類は、圧倒的に国産に限ります。
 最後に、焼鳥屋でレバーを注文して、鶏のレバーが出てきた試しはありません。殆ど99%の確率で豚か牛のレバーです。これでは「羊頭狗肉」で、詐欺ではないか。もっとも、鶏のレバーは串刺しが非常に難しくて、おまけに焼き方も苦労が伴います。
 若干22歳にして、卒論のテーマを「やきとり」にしようかとしたくらい、そのテーマには研究を重ねました。「タレよりも、塩が旨い店の評判」ならば、そのやきとり店はアウト。焼き鳥の命はタレを焦がす煙の臭いにあります。煙の臭いが悪ければ(無ければ)、喰っても旨くありません。マズい肉を旨いタレで誤魔化すのが「やきとり」だと未だに信じています。 




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