×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


グル・コラ(グルメに関するコラム集)

魚醤(ヌォック・マム) 2003/02/16
 魚醤とは魚で作った醤油のこと。日本でも石川県の輪島あたりでは有名だ。しかし、これまでに何回か試したことがあるが、魚臭くてとても人間の口にできるものでは無い、というのがその印象だった。まさに「名物に旨いものなし」の絵に描いたような例だ。
 ここ数年で東南アジアの各国を旅してきたが、その多くの地域で魚醤がメインの調味料として使われていることを発見した。タイの「ナンプラー」などはその中でも有名である。
 ベトナムではこの魚醤が「ヌォック・マム」と呼ばれている。食堂・屋台では必ず小皿で、まるで日本の刺身に浸ける醤油のようにテーブルに出される。テイクアウトで焼き鳥やフライドチキンを買っても小袋に注いで付けてくれる。
 私が今回新発見したことは、この魚醤は魚料理ではなく肉料理に最適であるということだ。それも鍋や煮物などスープの調味として使うのではなく、あくまでも浸けタレとして。我が家ではもっぱら焼き肉のたれとして、或いは生姜焼きの調味料として利用している。ごく普通の焼き肉用のタレと違って一切の甘味は使われていないので、とてもあっさり・さっぱりとしていて決して飽きることはない。
 偶然にも私が昨年訪れたベトナム最南部のフーコック島が「ヌォック・マム」の生産地で、千葉県野田市に行ったことがある人はおわかりだと思うが、あたりにプーンと醤油の香りが漂っていた。
 ベトナムではこれ1本が僅か10円足らずの価格で売られていたが、お土産として人に配って損はない逸品である。将来にベトナム旅行を計画されている方、覚えていて下さい。




トップへ
戻る
前へ